
WEBデザイナーの転職やスキルアップで悩むのが「自分はどのレベルにいるのか」ということ。これは採用担当も同じで実績を見ても、自社でどのくらいの活躍ができるのかは未知数です。
言うまでもなくWEBデザイナーの仕事はWEBサイトを構築して利益を出すことです。採用担当者もどのくらいの利益を出すことができるのかに興味があります。
ならばWEBデザイナーのスキルを数値化できればWEBデザイナーにとっても、採用担当者にとっても重要な指標にすることができます。
それを可能にするのがアクセス解析ツールであるPtengineの一部サービス機能です。このツールを駆使すればWEBディレクターやプロデューサー、マーケターなどWEBで仕事をしているすべての人のスキルを証明することができます。
株式会社Ptmindが運営するWEBサイトのアクセス解析サービスです。グッドデザイン賞を受賞した見やすいUI設計をしていて、ユーザーの行動もヒートマップでモニタリングできる機能が搭載されています。
数値のみでなく、スクロールのどの位置までユーザーは見ているのか?ファーストビューのどのボタンやコンテンツのCTRが高いのかを視覚で確認できます。
無料で1アカウントを作ることが可能です。しかし計測可能はPV上限が25000/月と少なく、業務として使用するならば14,800円以上の有料ツールを使用しなければなりません。
Ptengineの概要の説明は終わりましたので、このサービスを使用してどのようにWEBデザイナーとしてのスキルを証明するかをご説明します。
Ptengineはインフルエンサー限定特別プランというサービスを展開しており、WEB上で多くの人に影響をもたらすことのできる人に対して無償で高機能サービスを提供しています。
1アカウントのみに限定されますが、PV上限数が200万PV/月まで使用可能となります月額49,800円のプランでさえPV上限数が20万PV/月であることから、運営会社であるPtmindがどれほどインフルエンサーに価値を置いているかがわかると思います。
インフルエンサーはWEB上の発言・サービス提供により多くの人を動かすことができます。そこには必ずお金に置き換えられるものがあります。アフィリエイトであったり、Google AdSenseによる広告収入であったり形は様々ですが、1人で「利益を出している」という証明をすることができます。
よってPeengineのインフルエンサー限定特別プランに加入できるほどのWEB運営ができているのであれば、一定水準以上のWEBデザイナーであることが証明できます。
WEBデザインが得意でないディレクターやプロデューサーであってもWEBを使ってインフルエンサーになることができれば自身のスキルを証明できます。
Ptengine公認のインフルエンサーになるためにやることはたった1つ。KloutというWEBサービス上でスコアを50点以上取ることです。
Kloutとはソーシャル上で自身がどれほど影響力を持っているかをスコア化するWEBサービスです。
その他にも追加できますがこれらのSNSでの影響力の総合評価を数値化します。まず大前提ですが個人のSNSを使用してはいけません。すでにたくさんのユーザーとつながっていることも考えられます。
その数値が優秀であっても「現在のあなたの価値」です。数値化したいのは「WEBデザイナーとしての価値」なのですべてまっさらな状態からインフルエンサーを目指しましょう。
私は当ブログDesignersNaviの他にもブログを運営しており、その中でPtengineのインフルエンサー限定プランを使用しています。PVは15万〜20万/月程度です。その経験からざっくりとした目標値を出します。
この条件を満たせば0からスタートしてもKlout50以上を取得でき、WEBデザイナー / ディレクターとしてのスキルを証明できます。Twitterのフォロー、フォロワー数ではあまり数値は変わりませんので注意が必要です。
この条件を達成するためにやるべきことは下記になります。
まずはWEB上でコンテンツを立ち上げます。どのジャンルでどういったWEBサイトを作るのか。この時点でWEBプロデューサー・ディレクターとしての技量が問われます。
多くの人からの支持を得るという点ではブログの方が管理もしやすく、立ち上げも容易です。ジャンルは雑記にするか何かに特化するかも「どうやったらアクセス数とファンを増やせるか」というスキルの見せ所です。
WEBデザイナーやフロントエンドエンジニアとしてインフルエンサーを目指すのであればWordPressやMovable Typeを使用することで純粋なWEBデザインやコーディング技術をアピールできます。
ユーザーを確実にファンにしたいのならばPC・スマホ・タブレットでのレスポンシブデザインにするべきでしょう。
WEBディレクターやプロデューサー・マーケターなら、はてなブログProなどと契約してデザインに割く時間を企画に当てると効率的です。
すでに匿名でブログをやっている方ならばそれを元にKloutに登録してみるとよいでしょう。今までの個人のWEBクリエイターとしての活動が数字として現れます。
以下はWordPressでブログを立ち上げたことを前提とした内容になります。
ブログが完成したら専用のFacebookページを立ち上げます。当然のことながら「いいね」は0です。ここからファンを増やしていくことになります。
まずは自分のFacebookページからページを作成します。どのようにしてファンを増やしていくのかもWEBマーケティング能力の見せ所ですが、最低限ブログを投稿したらFacebookページのウォールに投稿・または自動投稿するようにしましょう。
WEBサイトを立ち上げたばかりではアクセス数を出すことはできません。検索流入は新規ドメインでのブログだと3ヶ月は期待できません。
しかしTwitterのフォロワーに関してはダイレクトに相手のタイムラインにブログのURLやサムネイルを表示させることが可能なため、良質なコンテンツを作っていけばSNSで拡散させることが可能です。
いい記事は必ず拡散されバズります。それのきっかけの多くがTwitterです。うまく活用しましょう。
決してユーザーが多いとも、使いやすいとも言えないSNSですが開設することをおすすめします。仮に転職や就職した先でのデザインやマーケティングを任せられた時に有利になります。また採用担当者からみても「ぐぐたす使えるのか」と評価がプラスになれどマイナスになるこはありません。
写真素材をたくさん使うブログであったり、雑記ブログの場合はInstagramを活用するとファンを増やしやすいです。Instagramはスマホで始まり、スマホで完結するようなSNSサービスであるため、モバイルに特化した戦略を取りやすいというメリットもあります。
メインコンテンツであるブログやメディアの運営をしつつ、SNSの管理というのは手間がかかります。せめてブログの投稿くらいは自動でサムネイル付きで投稿できるように設定したいところです。
プラグインを使用すれば簡単にSNS連携ができますのでご紹介します。
WordPressの機能を拡張するJetpackをインストールします。WordPress.comと連携する必要がありますので、取得していない場合は新規で登録しましょう。
設定画面に入り、アクセス増加の枠の「共有」「パズリサイズ」を有効にします。
パブリサイズの共有の設定アイコンをクリックして、どのSNSと連携するかを選択します。Facebookと連携させると自分のFacebookか、新規でつくったFacebookページかを選択することができます。
ブログ投稿欄にどのSNSに自動投稿するのかを決める枠がありますので、チェックを入れましょう。
Jetpackはバーションであったり、WordPressの環境によってSNSの自動投稿のサムネイルが表示されないことがあります。サムネイルがキチンと表示されない場合はAll in One SEOを使用します。
管理機能のソーシャルメディアをアクティブにします。
記事編集欄の下のSEO設定欄に「ソーシャルメディア設定」のタブが追加されますので、ここで画像を指定すればサムネイルで表示されます。注意点としては、記事に画像を挿入したら一度下書き保存しないとソーシャル設定のタブの中に画像が表示されません。ご注意ください。
めでたくKloutスコア50を超えればあなたもWEB上のカリスマ「インフルエンサー」です。Ptengineのインフルエンサー限定特別プランに加入できます。
0からWEB上で企画を立ち上げて相応のファンを増やし、小さいながらも社会や業界に影響をあたえることができるようになる。この仕事はWEB制作でいうとプロデューサーであり、ディレクターであり、フロントエンドエンジニアであり、デザイナーであり、マーケターです。これを1人の力で達成した証拠がKloutスコアといっていいと思います。
この実績を採用する立場から考えます。仮にWEBデザイナーとして面接を受けているとしても、WEBデザインにコアスキルを置きながら制作現場のどのポジションも任せられるポテンシャルを持っているということです。
ビッグワードで検索1位などを取っている実績があれば独自のSEO技術が買われて高待遇やフリーポジションでの採用も検討するでしょう。
定量スコアとして証明されていることから「この人を現場においておけば利益を生み出す」ということは間違いないのです。
WEBクリエイターとして転職を有利に、もしくは1つ上のレベルを目指すためにKloutスコア50以上を取得してPtengineの定義するインフルエンサーになってみてはいかがでしょうか。