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WEBデザイナー経験者の転職採用面接で出る質問と対策

WEBデザイナー経験者の採用面接
デザイナーやIT系は技術職であるため、転職は目に見える成果がある分対策はし易いとされています。技術が採用の多くのウェイトを占める分、面接で何を聞かれるのか、どのような部分が見られるのかというのがわかりづらいのが実情です。

私が採用に関わっていた経験を踏まえて、デザイナーの面接特有の質問とその意味をまとめます。

志望動機

デザイナーを問わずに志望動機を聞かれます。WEBデザイナーとしての志望動機は主に2つに分けられます。企業をみたのか、職務内容をみたのかの2つです。
会社の事業やマインドに惹かれて、その中でデザインをしたいという志望動機と、会社の持つWEBサービスやクライアントワークに関わりたいと思ったのかです。WEBデザイナーは技術職である以上、会社ベース・技術ベースのどちらもで志望動機は成り立ちます。ここは素直になるべきところです。

転職動機

WEBデザイナーの転職理由は大きく分けて3つに分けれられます。

  1. 自分の技術に見合う報酬額を求めるステップアップ型の転職
  2. LPなどのグラフィック寄りのWEBデザインからUI設計などに方向性をシフトするためのチャレンジ転職
  3. 現職に不満があり環境を変えるためのストレス回避型転職

ステップアップ型転職

自分の培ってきた技術と経験、マインドをそのまま引き継ぎ報酬アップが軸となります。自分のスキルセットが転職希望先の提案している月収に相応する説得力を出すことが転職動機の組み立てになります。

突き詰めてしまうと「現在の仕事よりも難易度の仕事ができる。その分の給料が欲しい」ということです。

転職希望者も、採用担当も望むことが一致しているので、スキルとマインドがマッチするかどうかの問題なのでわかりやすいパターンです。一般職と違いWEBデザイナーには実績と作品がポートフォリオという形式でわかりますので、会社が望むスキルを満たしているならば問題ありません。

方向性シフト型転職

WEBデザイナーとしての実績がありながら専門領域から別の方向にシフトするので給料を上げるためという転職動機とは相性が良くありません。

私はこのタイプの転職でクライアントであるメーカー・企業のHPデザインや社内WEBサービスの保守デザインから、UI・UX特化(当時はUI・UXがごっちゃになっていました)へシフトしました。

理由はHP閲覧のスマホ比率が年々高まっていてこれからも増え続けることです。PCのように多くの情報表示やレイアウトが組めるわけではないスマホのWEBサイトは情報設計とUI設計技術がコンバージョンを上げるためには必須です。

そしてトータルとして「使いやすい、また使いたい」と思ってもらえるUX設計の需要が高まることが予想できたからです。

私はこのようにWEBデザイナーとしてユーザーに最適なコンテンツを提供したいというマインドで転職理由を組み立てて、転職をしました。給料は前職よりも少し上がった程度です。

ストレス回避型転職

現在の会社に合わないから転職するというまとめ方になりますが、ストレス回避型転職は中身が大事です。

業務内容に不満がある

WEBデザイナーの仕事内容は色々あります。小さい会社ならば電話対応や事務をこなしつつWEBデザインするところもありますし、大手になればひたすらバナーを作るデザイナーもいます。

そのまま伝えるとネガティブな要素を含むので、WEBデザイナーとして純度の高い仕事がしたい、幅を広げたいので転職したいというシフトチェンジ型の転職理由にすり替えればネガティブには捉えられません。

人間関係

ひとりの人間ですからディレクターと馬が合わない、他のデザイナーと仲が悪いといったケースでの転職も現実問題としてたくさんあります。

会社に属して仕事をする以上は人間関係の構築が必要不可欠であり、これが破綻して転職するというのがバレると採用は一気に厳しくなります。本音としては人間関係での転職ですが、表向きにはスキルアップや、チャンレンジしたいという理由にする事が必要です。

このようにストレス回避型の転職は面接ではあまり触れない方がよい事項です。しかし採用側もそれはわかっていますので、違う切り口で徹底的に掘り下げてきます。

私も面接担当のとき(採用担当の横に座る現場の社員)はこの部分は非常に気にしていました。特にリクルートの面接官などはにこやかにエグい質問をしてくるので震え上がって記憶があります。この点は色々な質問のされ方をしますので、ケースとして逐一ご紹介します。

関わったプロジェクト内容

WEBデザイナー経験者でしたらどのようなWEBサイトを作ってきたのかに加えてプロジェクトの経験が重視されます。WEB製作会社の営業が仕事を持ってきて、ディレクターが交渉・調整してデザイナーに発注するという一般的な流れなのか、大手WEBサービスのプロジェクトのフロントエンドというポジションなのか、様々です。

ここでどのような仕事内容が向いているのかや、汎用性や適応力などを見られます。特に気をつけて欲しいのが2点。人数と予算です。

どの程度の規模の経験があるのかと、「嘘をついていないか」を同時に見れる便利な質問です。関わった人の役職も全て聞かれると思って下さい。

WEBデザイナーだからプロジェクトの全体のことはわからないというケースもあると思いますが、それならそれで「その程度の意識でプロジェクトのWEBデザインをする人材」という評価になります。

WEBデザイナー・フロントエンドエンジニアの面接では常套手段なので答えられるようにしましょう。

会社でも自分の立ち位置

会社・プロジェクトの中での自分の立ち位置について質問されます。具体的な話題で多いのが「どういう問題が発生し、どう解決したのか」という質問です。
自分の能力をアピールする絶好の機会です。しかし面接官は別の側面を見ています。それが人間関係です。簡単な例を上げます

このように自己PRを気持ちよく進められるように誘導してくれます。そしてここから一気に落としてきます。

このように自分の立ち位置というのは人間関係と表裏一体です。面接官の心象は「スキルがあることは間違いないだろう。しかしディレクターとの仲は良くないかもしれない。彼は自分のスキルを上手く組織内で使うのは難しそうだ」という評価になります。

自己PRの中に他人を貶めてる要素があるならば必ず突かれると思ってください。実際のWEB現場ではディレクターの能力不足で仕事が詰まることも多いのですが、それに対してどういうアプローチをかけて組織全体のパフォーマンスが向上したか、というストーリーが理想です。

自分の経験の中で一番の成果

仕事へのマインドを見られます。WEBデザインの何に対してもっともやりがいを見出しているか【問題】【解決】【成果】の3つのセクションに分かれます。当然転職動機に紐付いていっることが必要です。
私の場合はサイトデザイン・コーディングや保守からのUI・UX系への転職でした。その際の最高の成果はこのようになります。

【問題】

大手のWEBサイトでPVは頭打ちになりCVR(成果率)を上げるための施策をすることになったが、UI・UX専門が社内にいなかったため、私がWEBデザインチームから参加した。

【解決】

まず読み込み時間が遅いのがページの直帰率の問題と考えCSSスプライトを使用していた背景画像をCSS3に、旧ブラウザでも背景が古く見えないようにフラットデザインに変えた。PC / スマホのページのわけかたはユーザーエージェントで判別し、スマホサイトはボタンやUIなどを大きくしてタップしやすくした。

【成果】

ページリリース後、保険の問い合わせのコンバージョンが0.3%あがった。保険会社から会社に支払われる金額が月1500万アップした。この経験からUI・UXに魅力を感じWEBデザイナーの仕上げたデザインを数字ベースで検証し改善して、コンバージョンを行くデザイナーになりたいと思った。

技術の裏にある人間性が大事

経験者のWEBデザイナーの転職は実績もポートフォリオもありますし、一般職よりもはるかに早く即戦力になります。その意味で面接まで行けている人は技術的にはほぼクリアしているケースがほとんどです。面接で見られるのはほぼ人間性です。

質問の裏には必ず業務を円滑で行うためにコミュニケーション能力であったり、マネジメント能力が見られています。WEBデザイナーの面接はこの点を注意しましょう。

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Desingers Navigator

アルバイトWEBデザイナーから始まり派遣WEBデザイナーを経て、大手企業正社員WEBデザイナーへ。その後WEBディレクターになりUI・UXの専門に。現在はフリーランスのWEBデザイナー / ディレクターをしています。

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