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印刷物とモニタの色が合わないは当たり前!?WEBデザイナーでも知っておくべきDTPでの特色の使い方

DTPで使用する特色

WEBデザインに特化している人でも、たまにDTP案件が入ってきたりすることがあります。その際にはとりあえずIllustratorでCMYK指定してデザインすればいい。気をつけるのはこのくらいだと思います。

イラレでCYMK、この2点を押さえれば重大な印刷エラーは起こりませんが、色のみ関しては印刷所によってかなりの差がでます。

ロゴカラーCI(コーポレーション・アイデンティティ)として厳重はカラーレギュレーションを定められているため、色味がずれると会社イメージを根幹から揺るがしかねません。

このような厳しいカラールールを定めているロゴなどは必ずと言っていいほど特色で作られているため、WEBデザイナーでも使い方を覚えましょう。

DTPではCYMKカラーは色が合わないのは常識

DTPによる印刷物は基本的にC(シアン)・Y(イエロー)・M(マゼンダ)・K(ブラック)の4色で構成され、を点(ドット)の組み合わせで様々な色を表現しています。色と色を組み合わせているわけではありません。

このCYMKの組み合わせは数値なので理論上はモニタと同じ色が出るはずですが、そもそもモニタの色の表現の仕方がRGBで表現されているためモニタが面で色を確認しても実際のCYMKでは大きな差が出てしまいます。

これを回避するためにデザイナーや印刷所は、印刷物とモニタ(RGB)CYMKで大きく色がずれないために色を合わすツールであるキャリブレーションを導入しています。

WEBデザインを専門にしている人には縁遠いツールです。DTP専用のデザイン現場やフォトスタジオのレベルにならないと導入しないでしょう。

WEBデザイナーがDTPデザインをするときはキャリブレーションに頼らずなんとか色を合わすことが必要になります。それを実現するのが特色というシステムです。

色を合わせるためにすでに調合済のインクの特色を使う

特色というのはすでに調合されているインクです。CMKYのようの4色をドットで組み合わせて色で表現するわけではありません。よってその色を指定すれば確実にその色で印刷されます。

この特色を作っているメーカーは日本だとDICが最大手です。世界規模でみても印刷用インキシェアNO1を誇る世界を代表するカラー会社です。

海外で有名なのはPANTONEです。よくスマホのカラーなどでドコモなどとコラボしたりします。

特色を作っている会社は必ずカラーガイドという製品を販売しています。このカラーガイドを見ながら色を指定することでカラーガイドの色とまったく同じの色が印刷物で表現することができます。

実際に使えるのは数千色くらいですが、CYMKの掛けあわせで毎回色がずれることを回避して多くの会社はロゴカラーは特色を指定しています。

また工業製品に至っては特色のみでしかカラーを受け付けないというところもあります。

WEBデザイナーは特色指定が合った場合、そのナンバーを使うだけでいい

WEBデザインの現場では特色のカラーガイドがないところも多くあります。その場合はロゴのカラーレギュレーションに書かれている特色のナンバーをIllustratorで指定するだけで、会社の定めるカラーでキチンと印刷されます。

特色はIllustratorのスォッチの中に最初から入っている

DICやPANTONEの特色はIllustratorに最初から登録されています。それだけDTPの現場ではよく使われる機能ということです。

Illustratorの特色指定

スウォッチライブラリの中に沢山の特色がありますので、会社指定のものや、カラーチャートで確認して使いたい色があった場合は指定して使いましょう。

ちなみにカラーチャートや指定された特色を確認せずに、モニタ上でなんとなくいい色だからと特色を指定してもモニタ上の色とは合いませんので注意が必要です。

特色を使う場合は手元にカラーガイドがあるか、デザイン上に特色指定されたオブジェクトがある場合に限ります。

オンデマンドの印刷所では特色が使えないところもある

オンデマンド印刷ではカラーコピーのような型式で印刷するところもありますので、特色が使えません。同様に稼働率の低い印刷所に印刷を代理発注するラクスルのような印刷サービスでも同様です。

その際は特色を指定しても印刷所の方が色の近いCYMKに置き換えられるため狙った通りの色になることはありません。

特色を指定して印刷する場合は、それなりの量の印刷物を発注することしクオリティの高い印刷所を選ぶことになります。

印刷物の特色は覚えるだけで使える

DTPでの印刷物デザインは他にも総インキ量など覚えるルールがたくさんありますが、特色に関してはWEBデザイナーでも簡単に覚えることができます。Illustratorでの作業はスォッチでDICやPANTONEの特色を指定するだけです。

フリーランスを目指すWEBデザイナーはDTP業務も平行して行わなければいけないことも多いので、マルチプレイヤーを目指す方は特色に触れてみてはいかがでしょうか。

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Desingers Navigator

アルバイトWEBデザイナーから始まり派遣WEBデザイナーを経て、大手企業正社員WEBデザイナーへ。その後WEBディレクターになりUI・UXの専門に。現在はフリーランスのWEBデザイナー / ディレクターをしています。

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